変化の前後でストレスを感じた時の6つの対処法

入社、転職、起業といった仕事の変化のほかに結婚や出産・子育てなど、20-30代は大きなライフイベントがいくつも起こったりします。そこまで大きくなくても、社内の配属先の変更や、上司や部下の変更、取り組んでいる事業内容の変更など、人によっては年に何回も大きな変化を迎えることもあるかと思います。一方で、変化につきものなのがストレス。不確実性が高くなると、人間の防衛本能ともいうのでしょうか、不安=ストレスを感じやすくなります。

ただ、こういった「変化」自体は頑張って生きていれば起こるものですし、不安を感じるのもある意味自然なことなので、気にしすぎない方がいいものです。「杞憂」の由来となった杞の国のある人のように、空落ちてきたらどうしようと心配しすぎて食事も睡眠も取れなくなってしまっては、大変なので。とはいえ、そんなに簡単に孔子先生のような境地にはなれないのも確かなので、ここでは6つのストレスをコントロールする方法をご紹介します。

まず前提として、「今ストレスを感じている」が「それに対して何とかする方法はある」と知ることが第一歩です。すぐに「何とかできる」とは思えなくても「何とかする方法を探そうとする」ことはできます。ここはあなたがコントロールできるところです。

それでは、その他の方法をみていきましょう。

  1. 書き出す
    今頭をめぐっている考え、思い、全て紙かパソコンに書き出してみてください。同じことを考え続けている時や思い続けている時は、それに対する答えが出ておらず、感情が未消化になっている状態です。一度書き出して、眺めてみてください。自分の考えや感情を認識することで、得体の知れないもやではなく、その中に実は解決できることがあるのが見えてくるはずです。
  2. 優先事項を整理する
    今の自分にとっての優先事項や重要事項を書き出してみましょう。人の期待や誰かの優先事項を優先していませんか。もしそうであれば、勇気をもって「NO」と言ってみる。早く帰ったら上司に**と思われるのでは、この仕事を引き受けなければ**になるのでは、こんなことを言ったら嫌われるのでは。自分にとって重要でないことにいつもYESと言っていると、自分を見失ってしまいます。小さなことからでもいいので、自分の優先事項を優先してみてください。
  3. 見方を変える
    「空即是色」という言葉があります。あの有名な般若心境に出てくる言葉ですが、見方次第で良くもなるし悪くもなるという意味です。ストレスを感じている時は往々にして、足りないことに目が入って、悪い方に考えがちです。ただそれが全てではないし、もしかすると別の捉え方ができるかもしれません。今の状況でもし学べる点があるとしたら?いい点を探すとすると?自分の感じ方、捉え方を一旦置いておいて、別の角度から見てみましょう
  4. 情報量を減らす
    ストレスを感じる時は結構な割合で脳のキャパが減少していることが多いです。同じ問いをぐるぐると考え続けたり、いろんな情報をネットで検索して情報過多になっていたり。考えすぎについてはこの後で触れますが、情報量についてはSNSやネガティブなニュースから離れて、一度デトックスしてください。どれだけ調べても情報を処理する脳のキャパがなければ、正常な判断はできません。
  5. 運動する
    4の脳のキャパオーバーに似ていますが、疲れている時にポジティブなことを考えるのは余計疲れます。超短期では効きませんが、中長期悩んでいる場合は、少し運動しましょう。1日15分でOKです。毎日できなくてもできる時に、駅まで走る、部屋の中をスキップする、5分縄跳びをする、ジムに行く、週末に山に登る、家でBilly’s Boot Campをやってみる(やる時は1日目のプログラムではなく、最後の4つめのプログラムをお勧めします。1日目のプログラムをいきなりやると死にます)。いろんな方法があります。体力をつけましょう。
  6. 部屋の掃除をする
    まさに「部屋の乱れは心の乱れ」です。今これを読んでいるあなたのまわりはどうなっていますか?もし散らかっている場合、読むのをやめてまず片付けましょう。

いかがでしょうか。できそうなものはありましたか。

ストレス源を解消することももちろん重要ですが、ストレスと感じる自分の状態をコントロールする方法があることを知っていると、違うストレスがやってきた時もグンと対処しやすくなります。

是非、一つか二つ、自分なりのコントロール方法を見つけてください。